U.K. ARTIST INTERVIEW “PLAYDAY” 展覧会7/13-7/26

只今、開催中の展覧会 “HAPPY JOURNEYS” イギリスから来てくれたアーティストPLAYDAYのお2人(Joe とSarah) にインタビューしました。

——————–2人のそれぞれご自身のことと簡単に経歴と活動について教えてくれますか?

Joe: 僕は学生のころはイラストレーションの勉強をしていました。今はフリーランスで、自宅の1階をスタジオにしていろんなものを制作するヴィジュアルアーティストとしてcolourbox-studioてアーティスト名で活動しています。ロンドンを拠点にしていて、制作した作品をマーケットに出店しています。

Sarah:私はグラフィックデザインを勉強しました。今はフリーランスとパートタイムの別の仕事と両立しています。私のアーティスト名はsudio- todd で活動してる。私もマーケットに出店したりしています。

 

——————-Joeはセラミックはいつ頃からどうやって始めたの?セラミックアーティストではないの?

Joe: 4年くらい前に大きな怪我をして、入院することになってその後、リハビリとかいろいろ自分の時間がけっこうできて、時間もあるし始めはただ面白いから、やってみたくて始めて、そしたらだんだんハマっていったって感じ。僕にとってセラミックは自分のデザインやイメージを表現する一つのツールで、セラミックだけをやろうとは思わない。だからヴィジュアルアーティストって自分のことはそう言ってる。

 

——————SarahのPeople Factory(木製の人形)を始めたきっかけは?

Sarah:始めは木製の何かを作りたくて、グラフィックとか今までやって来たデザインって2Dでおさまらないといけないものばかりだから、何か3Dの作品をもっと作ってみたくて、始めて作ったらみんな面白いって言ってくれて、そしたらメディアの取材も来たりして、そしたらカスタムオーダーの依頼もけっこうやって来て、人を楽しませれるんだなーって確信したわ。笑

 

————2人のユニットPLAYDAYをいつ頃から始めたのか、また始めたきっかけも教えてくますか?

インディペンデント(独立した)のアーティストが出展するマーケットで知り合って、インスタグラムとかフォローしあってて、それで何回か会って話したりしてるうちに好きなものの感覚、デザインの感覚がとても合って、意気投合して去年くらいからユニットとして始めることにしました。お互いの感性を刺激し合うっていうか、制作も話し合ってアイデアを出し合うことはもともとそれぞれの小さなアイデアが話し合ってくうちにより良いものに大きくなっていくし、作品を高め合うっていうか、そして自然と不思議にお互いのこだわり?役割みたいなものがあって、それに一貫性が生まれて一体化していくことが楽しくて。例えば、Joeはカタチにとってもこだわりを持っていて、Sarahはそれを何にするかデザインする。お互い誰かとコラボレーションはやったことなかったから、2人だとどんなものが生まれるかやってみたかった。

例えば、このCircle Masterpiece は、始めにアクリルをカットしてブレスレットを作っていた時にでた廃材がもったいないねって話してて、この抜いた方も抜いた周りの方も両方使えないかなってなって考えてそしたら丸型の中をいろんな形にまたくり抜いて、抜いた方でまた四角のSquare Masterpieceも生まれたんだ!これはいいアイデアだったよ。

 

——————何からインスパイアされますか?誰か影響を受けた人はいますか?

Joe: 特別これってものはないかなぁ。日本のスーパーマーケットに行った時もおもしろかった。なんか、いろんなキャラクターが付いてて、カラフルでパッケージに目がいったり、そんな日常のちょっとしたことでもインスパイアされるルーツにはなってるかな。誰かってないけど、Sarah: 私は60’のコンテンポラリーアートが好き、あとはイームズとかシンプルだけど色がキレイでミニマムだけど、機能的でスタイリッシュなデザインは大好き。そういうのがPLAYDAYのルーツには少し入ってるかな。

 

——————今後はユニットだけで活動してく?それとも個々の活動もやっていくの??

個々の活動も両立して、このままやっていきてって思っているよ。ユニットで制作している最中に自分の作品のアイデアが生まれることもあるし、時々、自分の制作物と向き合いたい時もあるから、今がベストかな。

 

—————– 共同制作においてもめたりしない、意見がぶつかったりはしない?笑

今のところ全くない。なんかやりたいこととか別々でもどちらかが妥協するんじゃなくて、できるだけ、お互いのやりたいことを両方できるように、どうやったら両方できるか考える。

 

—————–今回の展覧会もとってもバラエティーに溢れた作品の数々だけど、これからもこのスタイルでいきますか?何かに絞ったりする? 

Joe:ヴィジュアルアーティストって肩書きでも話したけど、一つの物に絞るつもりはなくて、自分のデザインやアイデアの可能性をいろんなもので表現したくて、日常に使えるものはやっぱりみんなも手に取りやすいから、自分のカラーセンスやパターンをセラミック、テキスタイル、オブジェ、プリント、いろんなもので表したい。 今回のこの絵とセラミック、オブジェのコラボレーションの作品も本当はテキスタイル(生地)にも展開したかったけど、残念ながら間に合わなかった。

 

———————今後の活動の目標はありますか?何かやってみたいことありますか?

Joe:僕は今けっこう日常に近いものを制作していることが多いから、できたら全然意味なんてないアート作品を作りたいなぁ。大きなオブジェとか、カタチにこだわったスカルプチャーとかの立体物がやりたい。

Sarah: 私は小さな子供も遊べれる公園みたいな大きなプレイグランドを作りたいなぁ。大きなスペースが必要だけど、大きなカタチの中に入って体感して楽しんでもらえるような、それも色とカタチにこだわった表現がしたいわ。

2人:展覧会も続けるなら、やりたいし、マーケットにも出店するし。まだまだいろんな人たちにこのPLAYDAYを知ってもらって、いろんな人たちと自分たちの作品を楽しみたいな。PLAY with us!って感じで。

僕たちは、大きな子供なんだー笑 Big child!

 

 

 

PLAYDAY  exhibition & pop up shop

“HAPPY JOURNEYS”   

2019/7/13(Sat) -7/26 (Fri)

11:00-18:00

at creative OOO